日本生気象学会雑誌
Online ISSN : 1347-7617
Print ISSN : 0389-1313
日本人の体表面積に関する研究
藏澄 美仁堀越 哲美土川 忠浩松原 斎樹
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1994 年 31 巻 1 号 p. 5-29

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抄録

日本人の体表面積の現状を把握するために, 45人の青年の体表面積を実測し比較・検討を行った.実測は, 体表解剖学上の区分に従って区分された区域毎に, 直接非伸縮性の粘着テープを貼付することで行った.その結果, 1) 性別による体表区分面積の間に有意な差が認められた.また, 同様に体型別による体表区分面積の間にも有意な差が確認された.2) 体表面積算出式の根拠となっているDuBoisら, 高比良, 藤本・渡邊らの行った実測値と本実測値との間に有意な差が認められた.3) 身長や体重といった身体諸値の一要因による体表面積の推定値は, 身長と体重の両方を構成要素とする算出値に比べ, 実測値との偏差が大きくなる傾向がある.4) 実測の結果より, 現在の日本人に最も適合性のある体表面積の算出式として, S=100.315W0.383H0.693を提案した.また, 日本人に対してDuBoisの体表面積算出式の定数項を修正した結果, S=72.18W0.425H0.725を提案した.

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