車両工学研究の立場から,これまで,高速化,低コスト化,利便性向上,快適性向上という観点で交通の魅力を高める研究に取り組んできた.このたび発足したセンターの前身である先進モビリティ連携研究センターが発足してからはインフラとの連携に着目した研究にも取り組んでいる.近年は交通システムのグランドデザインやモーダルミックスにも注目している.
そのような中で現在,ITS技術を活用した自動車交通,鉄道車両曲線通過,パーソナルモビリティビークルをはじめとする研究に取り組んでいる.本稿ではこれらを中心に概説する.[本要旨はPDFには含まれない]