2012 年 64 巻 2 号 p. 193-196
本報ではパーソナルモビリティ・ビークル(PMV)とドライバがより良いコミュニケーションを取れる適切なHuman Machine Interface(HMI)を提案する.そこで著者らはPMVとして倒立振子型車両を対象とし, ドライバへの情報提示のためステアリングハンドルを持つ倒立振子型車両を製作した.このPMVを用い危険領域回避のシチュエーションにおいて車両側からの情報を, 車両の動きを使って運転者へ伝えるインタフェースを構築した.さらに提案する手法と既存手法での認識率の違いを被験者実験によって示し, 有効性を示した.