2012 年 64 巻 4 号 p. 521-525
2011年のタイ地震において,クラウドソーシングや,マッシュアップの活用,SNSと連携した災害情報の発信など,ウェブマッピングだけでも相当な量の情報が発信された.本報では,それら災害情報の提供・共有手法の動向について紹介し,SNS利用者の関心を把握することで,求められる情報が実際に受信・共有されているのかを定性的に判断した.また,運輸省道路局での聞き取り調査を通して,マップ作成時の道路情報の収集過程,および今後の課題を示した.[本要旨はPDFには含まれない]