生産研究
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研究解説
3次元地図情報を用いたGPS高精度測位手法
三浦 俊祐日坂 翔馬上條 俊介
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2014 年 66 巻 2 号 p. 109-115

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抄録

衛星測位システムにおいて,現在最も大きな誤差の要因となっているものはマルチパスである.マルチパスとなっている衛星を推定し測位計算から除くことによって,衛星測位の精度を高めることができる.しかし,単純に衛星を除く場合,高層ビル街のような環境において,可視衛星数が極端に減少するという問題が生じる.我々は,3次元地図およびレイトレーシングを用いたマルチパス信号の識別および誤差距離の推定手法を考案し,これをもとに衛星を取り除くのではなく正解位置の探索手法を提案する.さらに,都内の高層ビル街において衛星データを実際に取得し,検証を行った.

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© 2014 東京大学生産技術研究所
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