東京大学 教養学部 学際科学科
福島県立医科大学 医学部 健康リスクコミュニケーション学講座 東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門
東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門
2017 年 69 巻 3 号 p. 171-175
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近年,気候変動と犯罪の関連への懸念が増している.本研究では,1967 年から2011 年までの東京都における気温と犯罪件数の関係を調査した.強姦と猥褻が夏季に多いことが判明した.強姦と猥褻の月別犯罪件数比(当該年における1 カ月あたりの平均件数に対する当該月の犯罪件数の比)は,それぞれ冬季,夏季に平均気温の上昇とともに有意に上昇した.気温の上昇は強姦と猥褻のリスクの増加をもたらす可能性があることが示唆された.
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