2018 年 70 巻 1 号 p. 33-35
壁乱流中においてスカラー源を配置し,その強度が正弦波に従って時間的に変化する場合を考える.本研究の目的は,スカラー源位置は予め与えられているものとし,その下流におけるある主流断面内を移動する濃度センサにより得られる情報に基づき,スカラー源の強度の時間変化を推定することである.より推定精度の高いセンサの移動経路を求めるために,随伴解析に基づく最適化を行った.その結果,センサ経路を最適化することにより,正解の正弦波状のスカラー源強度をより精度良く推定できることが分かり,本最適化手法の有効性が示された.本研究で提案した手法は,複数の移動センサへも容易に応用できる.