生産研究
Online ISSN : 1881-2058
Print ISSN : 0037-105X
ISSN-L : 0037-105X
調査報告
韓国・浦項地震における避難所の運営実態調査
金 池潤金 栽滸永島 佑樹加藤 孝明
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 70 巻 4 号 p. 251-256

詳細
抄録

2017 年11 月15 日発生した浦項地震(M5.4)は,韓国内で初めて地震避難所を運営した地震である.本研究では,韓国の防災対策の今後の方向性を示すために,浦項地震での避難所運営の実態に重点を置いて調査を実施した.

調査の結果,避難所として教会などの民間施設に最大約40% の避難者を受容しており,建築士会等の民間市民団体が緊急安全点検を実施し,企業からの物資支援が行われるなど,浦項地震では官民協力による対応が多く見られた.2016 年の慶州地震と比較して政府の災害対応は改善されたが,地震避難所運営マニュアルが存在しない点などの課題も抱えている.

著者関連情報
© 2018 東京大学生産技術研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top