東京大学生産技術研究所 基礎系部門
2020 年 72 巻 1 号 p. 19-23
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チャネル乱流における主流方向とスパン方向のスケール空間のエネルギー輸送を調べると,乱流エネルギーの一部の成分に逆カスケードが見られた.この逆カスケードに伴う流れの構造を理解するため,負の生成項に関する条件付平均を用いて渦構造を抽出した.条件付平均の速度場では,負の生成項の領域の斜め上に縦渦が示された.縦渦の間にある下降流が壁に衝突することによって水平方向の速度が増加し,その結果水平方向成分のエネルギーの逆カスケードが起こることがわかった.
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