生産研究
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研究速報
戸建住宅の快適性改善のための Building Element の意味構造と振る舞いの記述に関する研究
~セマンティックデータモデルを用いて~
加藤 俊介村井 一野城 智也
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2022 年 74 巻 2 号 p. 169-174

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抄録

個々の住宅の性能の元,運用で住宅の温熱環境の快適性を確保するために,Building Element(以下,B.E.)の意味構造にそって,B.E. の振る舞いの情報蓄積が有効と考える.

そこで本論文では,3 階建て木造戸建住宅1 棟の空間とB.E(建具.・空調機器)の「意味構造」「状態」「振る舞い」に関する情報をセマンティックデータモデルを用いて記述した.

そして,その情報をもとに分析を行い,影響の大きい階段室周辺のB.E. を操作することで空気対流を制御し,複数の部屋に部分暖房の熱を融通し,快適性を確保できる可能性を検討した.

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© 2022 東京大学生産技術研究所
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