水産総合研究センター中央水産研究所
東京大学大学院広域システム科学系:(現)国立情報学研究所:JST,ERATO,河原林巨大グラフプロジェクト
2015 年 65 巻 3 号 p. 241-253
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生態学者はしばしば、複数の時系列データからそれらの間に存在する因果関係を推定する必要に迫られる。しかし、生物学的事象は決定論的かつ非線形で複雑な過程を背景に持つのが一般的であり、そのような応答から生じた時系列データ間の因果関係を推定するのは非常に困難である。本稿では、このような状況において有効である因果関係推定法であるConvergent cross mappingについて、その仕組み、使い方、将来の課題等を解説する。
植物生態学会報
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