日本生態学会誌
Online ISSN : 2424-127X
Print ISSN : 0021-5007
ISSN-L : 0021-5007
特集4 高等植物の道管流・師管流の計測技術と生態学における研究展開
森林生態系における炭素・水フラックスの測定方法
松本 一穂
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 66 巻 2 号 p. 515-544

詳細
抄録
本稿では森林生態系における炭素と水の流れ(フラックス)を、コンポーネント、単木、生態系の各スケールで計測するための方法について解説する。フラックスは測定方法によって対象となる時空間スケールが異なるため、用途に応じた方法の選択が重要になる。一般に、小さいスケールでのフラックス測定はプロセスやメカニズムの解明に適しており、スケールが大きくなるほど代表値の評価に向いている。本特集のテーマである樹液流計測は時間的・空間的に多様なスケールのフラックスの評価に用いることができる方法であり、その技術の進歩は森林生態系における炭素・水循環過程のさらなる理解に役立つものと考えられる。
著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本生態学会
前の記事 次の記事
feedback
Top