日本生態学会誌
Online ISSN : 2424-127X
Print ISSN : 0021-5007
国外で研究職に就くには(2)
西洋アカデミアを理解するために:求職者と推薦書執筆者へのアドバイス
エヴァン P. エコノモ
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 66 巻 3 号 p. 735-742

詳細
抄録

海外滞在は科学者としての人生とキャリアを成長・発展させる重要な期間となり得る。ある意味において科学者は世界中を自由に移動し活動できる存在でなくてはならない。なぜなら科学は境界を超える万国共通の探求活動だからである。しかし、アカデミアは文化と伝統に左右される人間活動で、それが移動を難しくすることがある。本論で私は、西洋アカデミアへの就職に興味があり、その座を勝ち取りたい日本人科学者に幾つかアドバイスしたい。国際的なトップジャーナルに論文掲載される素晴らしい研究を行うことは、もちろん科学者のキャリア向上のための最重要要素である。だが、対策が必要な二番目に重要な要素もある。すなわち日本の研究者にはたぶんあまり知られていない、西洋アカデミアの“暗黙の規則”である。これが日本研究者の潜在能力への足かせになっているかもしれない。ここではポジションの見つけ方、見込みのあるスーパーバイザーへのコンタクトの取り方、そして西洋アカデミア流の良い推薦状の書き方について論じる。

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本生態学会
前の記事 次の記事
feedback
Top