日本生態学会誌
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学術情報特集 北日本の環境アイコン「サケ」の保全活動を考える
都市における野生サケと人との共生を目指して
有賀 望森田 健太郎岡本 康寿
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2019 年 69 巻 3 号 p. 229-237

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抄録

かつてサケは北海道のどの川にも遡上するほど身近な生き物であったはずである。明治時代に川での捕獲が禁止され、孵化放流事業のために川が堰き止められるようになり、一般市民にとって身近な魚ではなくなってしまった。しかし、札幌のサケは市民運動で復活し、都市の中にも身近な自然があることを教えてくれる象徴的な存在になった。近年は、放流から野生サケ保全の活動が加速し、河川管理者、施工業者、研究機関との連携による産卵環境の復元が行われている。都市河川において、サケ個体群が存続し続けるために必要なことを模索している。

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© 2019 一般社団法人 日本生態学会
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