石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第59回研究発表会
セッションID: B04
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脱硝,脱窒素,脱硫
密度汎関数法を用いたカルバゾールの水素化脱窒素反応機構の考察
冨永 弘之*永井 正敏
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抄録
密度汎関数法によりγ-Mo2N(110)上に吸着したカルバゾールの水素化脱窒の反応機構を考察した。計算は周期境界条件下でCPMDを用いて行った。カルバゾールの吸着は5η配座がエネルギー的に最も安定であった。カルバゾールはテトラヒドロ体、さらにオクタヒドロ体まで水素化され、それぞれシクロヘキシルベンゼンとビシクロヘキシルにへ脱窒素されるが示唆された。この機構はN-C 結合距離やチャージよりも触媒表面から吸着種の距離で説明される。
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© 2010 公益社団法人石油学会
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