Ni/α-Al₂O₃触媒を用いた低温域でのメタンの部分酸化に対するCoの添加効果

抄録

私達はメタンの部分酸化反応に対して低温域にて高活性を示す触媒開発を目的として研究を行ってきた。723 Kにおいて活性を示すNi/α-Al₂O₃触媒を中心に触媒探索を行ったところ、Coを第二金属として担持したNi/Co/α-Al₂O₃が648 Kの低温域において高い活性を示し、加えて炭素析出量も少なく安定性が高いことが分かった。本発表ではNi/Co/α-Al₂O₃におけるCoの添加効果に関してパルス試験等を用いて検討を行い、Coの役割の解明を目的とした。