非遺伝子組換え酵母（Candida intermedia 4-6-4T2）によるセルロース系バイオマス糖化液からのエタノール生産

抄録

セルロース系バイオマスはその粉砕・糖化によりC6糖（グルコース）以外にもC5糖（キシロース）を含む糖化液が生成される。このC5糖利用のために、遺伝子組換え酵母の開発・適用の検討が数多く成されているが、カルタヘナ条約での使用制限や菌の封じ込め等、障害は多い。本課題の解決のため、弊社ではC5糖、C6糖を同時発酵可能な非遺伝子組換え酵母（Candida intermedia 4-6-4T2 株）を開発、本報告では実糖化液への適用性を検討した結果を報告する。