石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第61回年会(第67回研究発表会)
セッションID: B05
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[一般発表]
MoO3担持チタニア触媒を鍵とする高選択的脱水型非対称アリルエーテル合成法の開発
*今 喜裕矢田 陽中村 陽一藤谷 忠博中島 拓哉村山 徹上田 渉
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抄録

従来の電子材料用途アリルエーテルの合成法では、塩化アリルを原料に用いるため、製品純度の低下、副生成物の処理、触媒コストが問題となる。我々は、アリルアルコールと1-オクタノールをTiO2+MoO3触媒存在下140 ℃で4時間反応させると、アリルオクチルエーテルが収率84%で得られることを発見し、塩素フリーな高選択的アリルエーテルの合成法を開発した。副生物は水のみで触媒は回収再使用できる。詳細な触媒解析と反応成績の考察から、反応機構の検討も行なった。

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