石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
セッションID: 2B13
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[機能性材料]
メカノケミカル処理によってSAPO-34を修飾したUSYゼオライトの固体酸触媒特性
*髙橋 駿佑窪田 好浩稲垣 怜史
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抄録

betaゼオライトとSAPO-34のメカノケミカル処理によって、SAPO-34由来のシリコアルミノフォスフェート種がbetaの12員環細孔内に進入することがわかっている。本研究では、同じ12員環細孔を持つUSYゼオライトとSAPO-34にメカノケミカル処理を施し、USYの細孔内酸点の選択的不活性化を試みた。調製した触媒を用いてヘキサンの接触分解を行ったところ、ヘキサンの転化率がparentの半分程度まで減少した。また、続いて行った水蒸気処理では。水蒸気処理温度を上げていくにつれて徐々にヘキサンの転化率が下がっていった。これはミクロ孔内の活性点がSAPO-34のフラグメントで被覆されていったためと推測できる。

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© 2018 公益社団法人石油学会
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