石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
セッションID: 2B17
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[機能性材料]
液相Ti導入によるMSE型チタノシリケート触媒の調製とフェノール酸化への応用
*石塚 遼池原 悠哉稲垣 怜史窪田 好浩
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抄録

MSE型ゼオライトにTiを含有したチタノシリケートであるTi-MCM-68は過酸化水素を酸化剤としたフェノールの酸化反応において優れた触媒活性を示す。Ti-MCM-68の調製過程において、TiCl4による気相Ti導入が行われてきたが、配管の腐食等の問題点がある。本研究では合成したAl-MCM-68に対して脱Al処理を施した後、TiCl4水溶液を用いて液相Ti導入を施した。得られたTi-MCM-68はフェノールの酸化反応において気相Ti導入を施したTi-MCM-68と同等程度の触媒活性を示した。

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