石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
セッションID: 2C02
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[ファインケミカル]
水および二酸化炭素存在下の加熱処理による高分散シリカ担持ニッケル触媒の調製
*岡本 昌樹鶴田 啓介
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抄録

シリカ担持ニッケル触媒(Ni/SiO2)の一般的な調製法は含浸法である。しかし、ニッケル源担持後の焼成時の焼結によりニッケル粒子径が大きくなる問題がある。高分散にニッケル粒子を担持する方法を開発した。含浸法で調製した還元後のNi/SiO2に水2.5 mL/gcatを加え、CO2とO2の混合雰囲気下において80°Cで加熱、撹拌することでニッケル粒子径を20 nmから3 nmまで減少させることができた。また、トルエンの水素化においても触媒活性が約5倍に向上した。

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