石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第48回石油・石油化学討論会(創立60周年記念東京大会)
セッションID: 2C04
会議情報

[ファインケミカル]
疎水性H-Betaゼオライトによる疎水性エポキシド、アルキン、エステルの水和
*清水 研一Poly Sharmin S.前野 禅鳥屋尾 隆Siddiki S. M. A. Hakim
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

シリカアルミナ比の高いH-Betaゼオライトが疎水性エポキシド、アルキン、エステルの水和反応を効率よく促進することを見出した。本触媒系は、水中で溶解度の低い疎水性のエポキシド、アルキン、エステルを水和(加水分解)し、対応するジオール、ケトン、カルボン酸を高収率で与えた。H-Betaは反応後に容易に分離回収でき、活性を保持したまま再利用可能であった。吸着実験や速度論的検討により、ゼオライト細孔の疎水性やサイズと活性の相関関係を明らかにした。

著者関連情報
© 2018 公益社団法人石油学会
前の記事 次の記事
feedback
Top