繊維製品消費科学
Online ISSN : 1884-6599
Print ISSN : 0037-2072
ISSN-L : 0037-2072
布地の水分に関するトランスポート特性 (1)
―重ね布の透湿抵抗値―
内藤 道子中島 利誠
著者情報
ジャーナル フリー

1979 年 20 巻 6 号 p. 222-226

詳細
抄録
親水性繊維の布と疎水性繊維の布の重ねによる着用効果を考え, この両者の重ね方による透湿性を透湿抵抗値R (以下R値と略称) によって検討した.
測定は重量法のうちカップ法に準じておこなった.その結果, 測定したそれぞれの重ね布は0.065~0.29の範囲で固有の透湿抵抗値を示した.また, 見かけの透湿抵抗は境界抵抗と固有抵抗からなる全透湿抵抗であると見なした.そのさい, 固有抵抗値は境界抵抗値よりはるかに小さい値であることを見出した.
つぎに本実験で用いたレーヨンとポリエステルの組み合わせによる重ね布では, レーヨン, ポリエステルの値を加えた透湿抵抗値より高く, 単純な加成性が成りたたなかった.
著者関連情報
© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top