繊維製品消費科学
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絹織物の曲げ振動特性の検討
杉村 桃子松平 光男
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2000 年 41 巻 12 号 p. 981-987

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抄録

絹織物の曲げ変形に伴う振動現象を表す, 4つの曲げ振動特性パラメータを測定し, 従来, 主に糸構造で分類されている各絹織物グループの特徴を判別分析法により検討した結果, 以下のような結論が得られた.
1) たて, よこ糸共に強撚のフィラメント糸からなる, Georgetteは長時間振動し, Chirimen, Shan tungは, 振動時間が短い.
2) 曲げ振動特性パラメータを変数に用いた判別分析により, 絹織物の曲げ振動特性の特徴は, 長時間振動するグループHabutae, Dechine, Georgetteグループ, 及び, あまり振動しないFujiginu, Chirimen, Shantungグループの2群に分類される.この分類は, 糸構造による織物内部の繊維―繊維間の摩擦効果で説明可能である.

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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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