繊維製品消費科学
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男子大学生の流行に対する知識, 態度
(第2報) ―流行に関心がある男子大学生の流行に対する期待―
辻 幸恵風間 健
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2001 年 42 巻 11 号 p. 775-783

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抄録

本研究の目的は流行に関心がある男子大学生が, 流行に対してどのような期待をしているのかを明らかにすることである.最初に流行している品目を第1報と同様に「ブランドに関する項目」, 「日常生活に関する項目」そして「情報収集に関する項目」の3つに分類した.これらを主因子法による因子分析を用いて, 流行に対する期待を構成している要因を明らかにした.その結果, 「ブランドに関する項目」では第1因子: 感覚-実質, 第2因子: 変化-恒常であった.「日常生活に関する項目」では第1因子: 付加価値-実体価値, 第2因子: サービス-品揃え, 第3因子: ココローモノであった.「情報収集に関する項目」では第1因子: 遊び-学習, 第2因子: 変化-恒常であった.ここでは, 同時にこれらの因子と品目との関係をみた.
次に, 全体をひとつにして主因子法による因子分析を行なった.その結果, 第1因子: 感覚-実質, 第2因子: 変化-恒常, 第3因子: 単純-複雑であった.そこには今後, 流行する商品には, このような期待があるということが示された.個別にしても全体にしても, 感覚-実質, 変化-恒常は流行を考えるうえで大きな影響を与える因子であることがわかった.
最後にクラスター分析によって品目の似ている度合いを調べた.その結果, 酒と菓子, スポーツと自動車, Tシャツとジーパンなどが特に近い品目として位置づけられた.

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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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