空気調和・衛生工学会 論文集
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流れ場の計算負荷を低減した非定常CFD解析に関する研究 : 第1報-計算負荷低減手法の概要及び定風量空調制御を対象とした予測精度の検証
城戸 英彰白石 靖幸
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2014 年 39 巻 207 号 p. 9-17

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抄録

CFD解析に膨大な計算時間を要する理由として、連続条件(質量保存則)を満足させつつ、流れ場を推定しなければならないというCFD解析の解法上の問題に起因する。本報では、CFD解析の流れ場の計算頻度を制限した非定常CFD解析の計算負荷削減手法を提案し、定風量空調を導入したオフィスを対象に、同手法の有効性の検証を行った。連成間隔や計算時間間隔を大きくするほど、予測精度は低下するものの、本手法によって計算時間を短縮しつつ、室内温熱環境の挙動を十分な精度で再現可能であることを示した。長期レベルの計算負荷低減手法を用いることで、非定常CFD解析による年間評価が可能であることが示唆された。

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© 2014 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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