密集市街地に建つ戸建住宅のウインドキャッチャーを用いた通風性能向上に関する研究

抄録

自然通風の有効利用は住宅のエネルギー使用量を削減するための持続可能な解決策であり、その方法の一つとして開口部付近にウィンドキャッチャーを用いる方法がある。本研究は、風洞実験とCFDを用いてウィンドキャッチャー設置時の風圧係数への影響の把握とウィンドキャッチャーの効果的な配置計画に関する資料収集を目的とした。結果として、隣棟間の気流による動圧とウィンドキャッチャーの長さから、ウィンドキャッチャー設置時の風圧係数の予測法を提案した。