主催: 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
現場におけるレンジフードファンの換気風量を排気側ベンドキャップで測定する場合,多点測定法やフード利用測定法が用いられている。しかし,一般にベンドキャップは風向を制御するためのルーバーが設置されていることから,偏流が生じたり,風量計そのものが空気流れの抵抗になっている。このため,風量測定結果がばらついたり,風量を過少評価するなどの問題が生じている。本研究では,既存の風量測定器の測定精度,実用性を検討するとともに,より安価で精度の高い現場測定法を検討したので報告する。