空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集
Online ISSN : 2424-2179
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令和元年度大会(札幌)学術講演論文集 第6巻 温熱環境評価 編
セッションID: J-57
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季節間変動を考慮したマルチレベル分析 戸建住宅の室内温熱環境が夜間頻尿症状に及ぼす影響検証(その2)
*仁部 佳央里宮崎 笑里安藤 真太朗伊香賀 俊治藤野 善久久保 達彦
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抄録

室内温熱環境と夜間頻尿との関連性を検証するために、マルチレベル分析を行った。秋期と冬期に測定したデータを用いて季節別にモデルを構築した。分析結果から、外気温に関わらず、室内温熱環境が夜間頻尿へ影響を与えているということが示唆された。特に冬期に強い作用がみられ、冬期の就寝前の居間室温が10℃上がると、夜間尿回数は0.65回減少する試算となった。これらの結果より、住宅を温暖に保つことで夜間頻尿への影響を緩和できる可能性が示唆された。

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© 2019 公益社団法人 空気調和・衛生工学会
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