人間環境学研究
Online ISSN : 1883-7611
Print ISSN : 1348-5253
ISSN-L : 1348-5253
論文
4歳児と6歳児における複雑な現実場面を目撃した際の記憶能力の発達的変化
 
杉村 智子
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 6 巻 1 号 p. 1_51-1_58

詳細
抄録

本研究の目的は、複数の人物が登場する複雑なイベントを目撃した際の、4歳児と6歳児の記憶能力を検討することであった。実験参加者は、2名の主要人物と2名の周辺人物が登場するイベントを目撃した約1ヶ月後に、イベントの内容、周辺人物の存在、登場人物の顔再認、背の高さの見積もりに関する記憶テストをうけた。その結果、6歳児の方が4歳児よりもイベントの内容と人物の顔に関する記憶は優れていた。しかし、両者共に周辺人物の存在を思い出すことが困難であり、また背の高さの見積もりについては信頼性が低かった。これらの結果を注意能力の発達等の観点から考察した。

著者関連情報
© 2008 人間環境学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top