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色材協会誌
Vol. 84 (2011) No. 5 P 169-172

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http://doi.org/10.4011/shikizai.84.169

ノート

われわれは,兎の毛皮,木など産業界で広く利用される生体由来の物質の触感を評価した。その結果,ヒトが毛皮や木に触れると「好感」と「快適感」が喚起されることが明らかになった。この感情は,ガラスやアルミなどの無生物物質に触れたときは発生しなかった。固体試料の触感や物性と感情の関係を多変量解析したところ,兎の毛皮や木に触れたときに好感が喚起されたのは,これらの物質がサラサラしていてツルツルしていないためであること,さらにこれらの感情は,表面粗さの影響を最も強く受けることが示唆された。本研究の成果は,着心地の良い服や使いやすい家具だけでなく,よりリアルなバーチャルリアリティシステムやヒューマノイドロボットの開発のために利用されるであろう。

Copyright © 2011 一般社団法人 色材協会

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