色材協会誌
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総説
蛍光性水センサーの創製と水分可視化用蛍光性フィルムの開発
大山 陽介
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ジャーナル 認証あり

2022 年 95 巻 3 号 p. 53-66

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抄録

水分子を認識し,蛍光発光により応答する“蛍光性水センサー”を開発することができれば,迅速,高感度かつオンラインでのリアルタイム測定や目視による可視化(蛍光発光による画像化)も可能な水分検出・定量・可視化蛍光分析法の確立を図れるものと期待できる。本稿では,蛍光性色素の光誘起電子移動,フェルスター共鳴エネルギー移動,分子内電荷移動,凝集誘起発光およびソルバトフルオロクロミック特性に基づいて,試料中および試料表面の微量~高水分を検出・定量化かつ可視化できる蛍光性水センサーの分子設計指針と水分に対する蛍光センシング特性について解説する。さらに,蛍光性水センサーを種々のポリマーにドープした蛍光性ポリマー材料の作製と水蒸気や水滴に対する光応答性について紹介し,飛沫を検出し目視により確認できる機能性色素材料の創製を提案する。

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© 2022 一般社団法人 色材協会
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