色材協会誌
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3本ロールミルによるラッコールを用いた酵素反応型塗料
安藤 信幸大薮 泰辻本 敬宇山 浩
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2006 年 79 巻 10 号 p. 438-441

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抄録

ベトナム産漆より単離, 精製したラッコール, タンパク質加水分解物, Myceliophthora由来のラッカーゼの3成分を3本ロールミルでW/Oエマルション化することにより, 固型分80% (揮発成分は水) の乾燥性が良好な酵素反応型塗料を作製することができた。得られた硬化膜は光沢があり, 塗膜物性も良好で3本ロールミル精製の特長を発現していた。この手法を用いることで漆の代替塗料としてではなく, 一般汎用塗料としての用途の可能性を見出すことができた。この塗料は有機溶剤を含まない常温硬化型との意味ばかりではなく, 資源作物, 資源植栽の観点からも環境対応型塗料として期待がもてる。

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