神経眼科
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特集
ヒドロキシクロロキンによる眼部副作用
篠田 啓
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2019 年 36 巻 3 号 p. 285-290

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抄録

 クロロキン網膜症はクロロキン(CQ)の長期投与により両眼黄斑が障害される網膜症として有名で,本邦における三大薬害の一つであり50年以上使用が制限されていた.2015年に全身性エリテマトーデス,皮膚エリテマトーデスに対してヒドロキシクロロキン(HCQ)に薬事承認が得られ,CQと比して低頻度であるがHCQ内服においても同様の網膜症が生じうる.治療は投与を中止することであるが,投薬を中止しても進行悪化することがあり早期発見が重要である.発症には累積投与量,肝機能腎機能障害,高齢などが関与し,処方医と眼科医の連携が極めて重要である.

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© 2019 日本神経眼科学会
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