心臓
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臨床研究
管理不良本態性高血圧患者を対象としたロサルタン/ヒドロクロロチアジド合剤の効果
三好 恵角 俊一郎井上 裕紀子丸山 誠代古山 正大安藤 智恵久保田 和充東條 秀明山之内 良雄浦田 秀則
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2010 年 42 巻 3 号 p. 312-320

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抄録
福岡県筑紫野地区の実地医家で構成する臨床研究ネットワーク (Chikushi-JRN会員) を用いて,アンジオテンシンII受容体拮抗薬 (ARB)を含む降圧治療で十分な降圧効果が得られていない本態性高血圧患者に対し,ロサルタン/ヒドロクロロチアジド (HCTZ) 合剤への切り替えを行い,その有効性と安全性を検証する多施設共同前向き試験を行った.
主要評価項目は血圧値,2次評価項目は電解質,尿酸値,糖代謝,脂質代謝などとした.
切り替え前平均収縮期血圧 (SBP) は157±14mmHg,平均拡張期血圧 (DBP) は87±11mmHgであった.ロサルタン/HCTZ合剤へ切り替え後3カ月のSBP/DBP変化は−20/−9mmHgと有意な降圧を示した.
また,3カ月後130/85mmHg未満に血圧管理できた患者は178例 (30%) であり,管理不十分となった要因を解析した結果,試験開始時SBP高値と男性が寄与因子であった.
代謝面では糖代謝,電解質への有意な影響は認められなかったが,尿酸の異常値患者割合に有意な上昇が認められた.
本試験結果より管理不良な高血圧患者において,ロサルタン/HCTZ合剤はさらなる降圧効果を示し,代謝面の影響も少なく安全な薬剤と考えられた.降圧薬物療法における第2選択薬として,ロサルタン/HCTZ合剤の役割が期待される.
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© 2010 公益財団法人 日本心臓財団
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