心臓
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第24回 心臓性急死研究会
Torsade de pointesを認めたたこつぼ型心筋症の1例
住元 庸二三浦 史晴井上 一郎河越 卓司嶋谷 祐二西岡 健司中間 泰晴岡 俊治臺 和興大井 邦臣大谷 尚之岸本 真治島本 恵子須澤 仁松井 翔吾
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2012 年 44 巻 SUPPL.2 号 p. S2_69-S2_74

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抄録

たこつぼ心筋症は1990年に佐藤らが症例を報告したことに始まる.以後,多数の症例報告があるが,torsades de pointes(TdP)合併例の報告は少ない.今回,われわれはQT延長とTdPをきたした,たこつぼ心筋症を報告する.
62歳,女性.主訴:意識消失発作.現病歴:1年前より突然の眼前暗黒感を認めていた.2011年3月,30秒程度の意識消失発作を認め,当院救急搬送となった.来院後,心電図上著明なQT延長,巨大陰性T波,TdPを認めた.心臓カテーテル検査では冠動脈に有意狭窄はなく,左室造影検査では,たこつぼ様壁運動異常を認めた.一時ペーシング挿入し,第14病日に電気生理学的検査施行し,洞不全症候群と診断され,エピネフリン負荷にてTdPが誘発された.
今回,われわれは,TdPを認めたたこつぼ心筋症の1例を経験したので報告する.

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© 2012 公益財団法人 日本心臓財団
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