心臓
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第28回 心臓性急死研究会
たこつぼ心筋症の発症早期に事前想定が困難な突然死をきたした2症例
坂梨 渓太, 永田 拓也, 百名 洋平, 菊池 幹, 西 航, 加来 秀隆, 鬼塚 健, 吉村 仁, 折口 秀樹, 川村 奈津美, 宮田 健二, 毛利 正博, 山本 英雄, 多治見 司
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2016 年 48 巻 SUPPL.1 号 p. S1_117-S1_123

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抄録

 当院で診療した, たこつぼ心筋症42症例のうち, 5例が経過中に死亡し, 突然死が2例, 心原性ショックが1例, 肺炎・膵がんが1例ずつであった. 突然死をきたした1例目は84歳女性, 高カリウム血症に伴う洞不全症候群で入院となった. 第4病日にV2-6のST上昇を伴う前胸部痛が出現し, 心尖部のバルーン状拡張を伴った. 冠動脈造影の準備中に施行した心エコーで左前下行枝の血流は保たれ, たこつぼ心筋症が強く疑われた. 心エコー中に急速に心嚢液貯留を認め心破裂と診断した. PEAとなり, 死亡した. 2例目は75歳女性, 右冠動脈に対してPCIを繰り返していた. 胸痛を再発したが, 冠動脈造影検査で右冠動脈#4AVの90%狭窄を認めるに留まり, 心尖部のバルーン状拡張を認め, たこつぼ心筋症と診断した. 翌日の血液透析中に胸部違和感を繰り返し, 透析開始後3時間31分で突然PEAとなり, 死亡した. 剖検では流出路狭窄を認めた. 以上の症例に若干の考察を加え, 報告する.

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© 2016 公益財団法人 日本心臓財団
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