食品衛生学雑誌
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HPLCによる生鮮並びに加工果実中に含まれるエラグ酸の定量
天倉 吉章岡田 舞辻 澄子外海 泰秀
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41 巻 (2000) 3 号 p. 206-211

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抄録

各種果実中のエラグ酸について, メタノール還流抽出, Sep-Pak® Plus tC18カートリッジにより精製後, フォトダイオードアレイ検出器を用いたHPLCによる簡便かつ迅速な分析法を検討した. いちご, パイナップル, ラズベリーについて, それぞれエラグ酸各25, 50μg/gずつ添加したときの回収率は90.1~98.3%で, 定量限界は0.05μg/gであった. エラグ酸の同定には, フォトダイオードアレイ検出器によるUV吸収スペクトルを用いた. また本法を用いて, 市販生鮮果実及び果実加工品中におけるエラグ酸含有量について調査した結果, 同化合物はいちご, ラズベリーなどのベリー類に含まれ, 中でもブラックベリーが最も高い含有量 (87.66μg/g) を示した. また, パイナップル, フェイジョア, やまももについても今回新たにエラグ酸の含有を認めた.

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© 2000 公益社団法人 日本食品衛生学会
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