食品衛生学雑誌
Online ISSN : 1882-1006
Print ISSN : 0015-6426
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マヨネーズからのReal-time PCRを用いた効果的なCoxiella burnetii 検出法の開発と都内流通マヨネーズのC. burnetii 汚染調査成績
貞升 健志田部井 由紀子新開 敬行長谷川 道弥金子 誠二平井 昭彦仲真 晶子石崎 直人小田桐 恵鎌田 信一矢野 一好甲斐 明美諸角 聖
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2006 年 47 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

市販マヨネーズ中の効率的なCoxiella burnetii 検出法を開発した.50 gのマヨネーズよりNaCl濃度2.0 mol/Lリン酸緩衝液で,分液漏斗を用い4回抽出を行いC. burnetii を含む分画を得た.得られた抽出液を20,000×g,60分間遠心後,遠心沈渣より市販の抽出キットを用いDNAを抽出し,抽出したDNAをcom1 遺伝子領域を標的とするrealtime-PCRにより定量した.C. burnetii Nine Mile株II相菌1×107個を用い,市販されている2種類のマヨネーズに添加後,抽出したDNAをcom1 遺伝子領域を標的とするrealtime-PCRにより定量し,回収率を求めたところ,回収率はそれぞれ 85.0±6.0%, 72.0±0.4%であった.また,検出限界はマヨネーズ50 g当たり500個であった.さらに,東京都内で市販されているマヨネーズ50製品を対象にnested-PCRおよびrealtime-PCRによる検査を実施した結果,C. burnetii 遺伝子を検出した例はなかった.

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© 2006 公益社団法人 日本食品衛生学会
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