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食品衛生学雑誌
Vol. 47 (2006) No. 2 P 33-40

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http://doi.org/10.3358/shokueishi.47.33

報文

北海道産ホタテガイPatinopecten yessoensis の下痢性貝毒の組成を生産海域ごとにLC/MSにより調べた.また同一試料におけるマウス毒性試験とLC/MS法の結果を比較検討した.LC/MS法の測定値をもとに計算した毒力はマウス毒性試験の結果よりも高い値を示す傾向にあり,低毒力の試料ほどこの傾向が顕著であった.この結果の違いは前処理におけるYTXの回収率の差が原因であると推察された.北海道産ホタテガイのようにYTXを多く含有し,かつ低毒量の試料を検査する方法としてLC/MS法はマウス毒性試験より優れていることが明らかとなったが,マウスユニット換算ではYTXによる毒性を過大評価する危険があった.

Copyright © 2006 公益社団法人 日本食品衛生学会

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