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食品衛生学雑誌
Vol. 52 (2011) No. 6 P 348-353

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http://doi.org/10.3358/shokueishi.52.348

ノート

本研究では,フグ中毒発生時の原因究明に遺伝子解析による魚種鑑別法が適応可能か検討するため,ミトコンドリアDNAの 16S rRNA,cytochrome b およびcytochrome c遺伝子部分領域について塩基配列の解析を行った.遺伝子解析による魚種鑑別法は未加工の魚だけでなく,乾製品や煮魚などについても適応可能であった.さらにフグ中毒事件についての患者吐物からも魚種の鑑別は可能であった.しかし,トラフグ (Takifugu rubripes) とカラス (T. chinensis) については今回解析した領域に明確な差異は見られず,近縁種間の魚種鑑別を行う必要がある場合には塩基配列の解析以外の鑑別法についても検討していく必要がある.

Copyright © 2011 公益社団法人 日本食品衛生学会

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