2024 年 65 巻 5 号 p. 107-112
ポリアミド製食品用器具・容器包装のカプロラクタム(CPL)試験へHPLCが適用可能か検討した.カラムには親水性相互作用クロマトグラフィー(Hydrophilic Interaction Chromatography)の原理による,いわゆるHILICカラムとして無修飾シリカ,カルバモイル系及びアミノプロピル系カラムを用いた.移動相は水及びアセトニトリルとし,分析条件を最適化した.HILICカラムで分析するため,試験溶液はアセトニトリルで10倍希釈し,標準溶液は98%アセトニトリルで調製することとした.本法について限度試験および定量試験としての性能を評価した結果,いずれも真度,併行精度および再現精度(室内精度)のパラメーターは目標値を満たしており,いずれにおいても規格試験として適用可能な性能を有していると判断された.