女子学生の食品添加物の安全性認識に及ぼす教育背景と情報源の影響,および添加物使用の有無と商品価格との関係を検討した.食品安全学科大学生(講義未受講・受講)と同大学附属中高生を対象に実施したアンケートでは,受講群で「安全性に全く問題ない」との回答割合が有意に高く,主な情報源は中高生「保護者」と「テレビ」,未受講群「インターネット・SNS」,受講群「学校の授業」であった.市販食品76対の分析では,添加物不使用商品の価格は平均1.6倍と高く,添加物の種類による差はみられなかった.食品安全教育は添加物への過剰な不安を軽減し,添加物不使用表示が価格上昇要因となる可能性が示唆された.