食品衛生学雑誌
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加熱食用油からの気化物質とその吸入による家兎循環・呼吸器系への影響
岸 美智子佐藤 修二土屋 久世堀口 佳哉和田 裕
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1975 年 16 巻 5 号 p. 318-323_1

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抄録
加熱食用油から発生する気化物質の吸入毒性について検討するため, ウサギを用いて, 循環呼吸系に及ぼす影響を調べた. 加熱食用油からの発生ガスを吸入させると, 著明な心拍数の減少と呼吸運動の抑制が発現し, 血圧上昇も認められた. 気化物質中, 比較的多く存在するエタン, ペンタン, アクロレインのうち, 発生ガスと同じ症状を発現させるのは, アクロレインのみであった. また, アクロレインを除去した発生ガスでは, 症状が現れず, これらの結果から, 加熱食用油からの発生ガス吸入によって循環呼吸系に現れる毒性症状の主たる原因物質は, アクロレインと思われる.
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© 社団法人 日本食品衛生学会
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