食品衛生学雑誌
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食中毒事例, 米飯類, 生米および健康人から分離した Bacillus cereus の血清型
品川 邦汎国田 信治大中 隆史武政 二郎
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1980 年 21 巻 4 号 p. 266-272

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抄録

Gilbert から分与された B. cereus H型標準菌18株と食中毒由来菌株SH-1を用いて抗H血清を作製した. B. cereus 食中毒15事例からの分離菌株を型別した結果, 1型菌によるものが11事例, 8型2事例, 3型およびSH-1型によるものが各1事例であった. S. aureusB. cereus が同時に検出された食中毒10事例中, B. cereus の1型あるいは3型の単一血清型菌が分離されたものが2事例, 型別不能または2~3種の型の菌が混合して分離されたものが8事例であった. 食中毒には関係のない米飯由来菌では115株中71株 (61.7%) が, 生米由来菌55株中14株 (25.5%) が型別された. 健康者のふん便中の B. cereus 保菌率は433名中65名 (15.0%) でこの内32.3%が血清型別できた.

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