食品衛生学雑誌
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ヒドララジンを用いた食品中亜硝酸イオンのガスクロマトグラフィーによる定量法
田中 章男能勢 憲英渡辺 昭宣
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1981 年 22 巻 1 号 p. 14-21_1

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抄録

食品中の亜硝酸イオンの簡易で実用的な定量法について検討した. その原理は亜硝酸とヒドララジンをpH1.0~3.0で70°10分間反応させることによりテトラゾロ [5, 1-α] フタラジンを生成させ, これをトルエン抽出後, 3%OV-225カラムを使用しFIDガスクロマトグラフィーによって測定した. この結果, 本法の定量限界は0.02μg/mlであり, 食品中からの添加回収実験を7種の食肉製品について行った結果, 平均回収率96.3%標準偏差は±1.1と良好な値を示した. 食品中の色素などの妨害物質はアルミナカラムクロマトグラフィーで除去することができ, 本法とジアゾ化比色法を数種類の肉製品について実施した結果はよく一致した.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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