食品衛生学雑誌
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陰イオン交換セファデックスによる穀類中のトリコテセン系マイコトキシンの精製法及び大麦における自然汚染例について
土肥 祥子四月朔日 富司子北井 博小坂 菊枝一戸 正勝大場 邦弘
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1984 年 25 巻 1 号 p. 1-9_1

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抄録

トリコテセン系マイコトキシン分析におけるクリーンアップ法をDEAE-Sephadex A-25カラムクロマトグラフィーを用いる方法に改善し, 再現性, 回収率とも良好な結果を得た. 本法を用いて北陸地方の正常大麦について最近の6年間にわたってモニタリングした結果, nivalenol, deoxynivalenolがそれぞれtrace~11.44ppm, trace~1.54ppmの範囲で毎年検出され, 恒常的自然汚染が判明した. また麦作農家における選別操作 (風選) が高濃度汚染の不良麦粒の除去に有効であることが明らかとなった.

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