食品衛生学雑誌
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ガスクロマトグラフィーによる豆腐中のグルコノ-δ-ラクトンの定量
石田 裕関根 展子橋田 修志藤居 敏明木村 茂関谷 茂二
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1984 年 25 巻 2 号 p. 198-202_1

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抄録

豆腐中のGDLの定量をガスクロマトグラフィー (G. C) により行った. 抽出法, 分析条件等, 種々検討し, 水抽出, 酢酸鉛による除タンパク, 石油エーテルによる脱脂, アンモニアを加えてのグルコン酸アンモニウムへの変換, トリメチルシリル化後, 3%SE30を用いてのFID-GCにより測定を行った結果, 市販絹ごし豆腐において, GDL単独使用品については0.33%, 硫酸カルシウム併用品については, 0.09%, 0.02%の値が得られた. また, 添加回収試験における変動係数は2.36%, 平均回収率は98%と良好な値を示した.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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