食品衛生学雑誌
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ガスクロマトグラフィーによる食品申のクエン酸モノ, ジ及びトリイソプロピルの分別定量
辻 澄子外海 泰秀伊藤 誉志男原田 基夫
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1985 年 26 巻 4 号 p. 357-364_1

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抄録

クエン酸モノイソプロピル (M), クエン酸ジイソプロピル (D) 及びクエン酸トリイソプロピル (T) の合成精製法を考案し, ついでこれらを標準品として用い, ガスクロマトグラフィー (GC) による食品中のM, D及びTの分別定量法を確立した. 食用油 (大豆油及びなたね油) はn-ヘキサンに溶かし, バター又は乳児用粉乳は硫酸酸性条件下で酢酸エチルでM, D及びTを抽出した. 抽出液を5%重炭酸ナトリウム液で振とうしてM及びDを分離後, 硫酸酸性下酢酸エチルでM及びDを再抽出した. 一方, Tを含む有機層をn-ヘキサンに換えて, Tをアセトニトリルに移行させた. 溶媒を留去後, M及びDはジァゾメタンでメチル化し, Tは直接GCにより定量した. 回収率は91.4%以上, 検出限界は試料に対して1μg/gであった.

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© 社団法人 日本食品衛生学会
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