1985 年 26 巻 4 号 p. 380-384_1
Aflatoxicol (AFL) 汚染飼料用コーン及びコーンフラワーから分離した. Aspergillus flavus (9株) 及びそば粉から分離した Aspergillus parasitius (2株) のAFL生成能について検討した. その結果, Aflatoxin (AF) 産生能を有する全株 (A. flavus 7株, A. parasiticus 1株) にAFLの生成能が認められた. また, A. flavusのAF産生量とAFLの生成量を経時的に測定したところ, AFLはAFの産生量がほぼ最大に達する培養6~10日目以降から急激に増加し, 産生されたAFから二次的に変換されることによって生成されたものであると推察された.